【レシピ・春の精進料理】旬のものを旬のうちに「たけのことふきの煮物」

現在発売中の『婦人公論』(4月14日号)の料理連載「ヘルシーキッチン」では、「春の精進料理」を特集! 待ち望んだ春の訪れ、力強い命の鼓動が山に里に息づいています。旬の食材が、香り豊かに大地の息吹を伝え、味わいが増す頃。臨済宗の尼寺・三光院には、ソメイヨシノやしだれ桜が、それは見事に咲き誇ります。春爛漫をじっくり味わう伝統の精進料理、桜を愛でながら召し上がれ(料理=西井香春 撮影=上原ゆふ子 構成=北村美香)

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桜咲く頃にはお膳も春爛漫になります

尼寺・三光院には、見事な桜が何本もあります。本堂脇のソメイヨシノは満開の花を咲かせ、そのあと花吹雪が、石畳を桜色に染め上げます。山門の横には、ソメイヨシノに遅れて花開くしだれ桜も。

この頃、厨房も春の食材で賑やかです。庭では、ふきのとうやつくしんぼに続き、たけのこがむくむくと土を盛り上げます。山椒が芽吹き、三つ葉は土の上に淡いグリーンの姿を現します。くすんでいた庭が、彩り豊かな明るい世界に……。厳しい冬を越し、力強い命の鼓動を感じる季節です。

お寺では、旬のものを旬のうちにいただくのが基本。たけのこは掘り起こしてすぐゆで、煮物、和え物、焼き物、揚げ物に使い切る、というように。

本誌で紹介している「おばん」とは、御所言葉で「ご飯」のこと。春は桜の花の塩漬けを散らし、食卓にも花を咲かせましょう。なお、だしは私どもでは昆布だしですが、お好みのだしでお試しください。

たけのことふきの煮物

春の出合いものに木の芽をたっぷりと

■《 材料(4人分) 》

ゆでたけのこ…(正味)200g
ふき…20cm長さ×4本
だし…1カップ
塩…小さじ1/4
醬油…小さじ1
木の芽…適量

■《 作り方 》

(1) ゆでたけのこは1cm厚さの半月切りにする。

(2) ふきは塩(分量外)で板ずりをする。熱湯に入れ、強火で3分ほどゆでて水にとる。皮をむいて4cm長さに切る。

(3) 鍋に(1)、(2)、だし、塩、醬油を入れて中火にかけ、落としぶたをして10分ほど煮含める。

(4) 器に盛って、木の芽を添える。

本誌では菜の花の薄炊き、あけぼの豆腐など5種の精進料理レシピを掲載しています!

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【レシピ・春の精進料理】旬のものを旬のうちに「たけのことふきの煮物」