乙武洋匡氏「負の連鎖」それは木村選手が望むことか

作家の乙武洋匡氏(44)が、亡くなった女子プロレス団体スターダムの看板選手、木村花さんを誹謗(ひぼう)中傷する書き込みをしていたネットユーザーらに対する思いをつづった。
乙武氏は24日、ネット上で誹謗中傷を受けて追い詰められたとみられる木村さんについて、長文をコンテンツ配信サービス「note」にアップ。木村さんを誹謗中傷したネットユーザーについて「たぶん、そこまで悪意があったわけではなかったのだと思います。ナイフで刺したわけでも、ピストルで撃ったわけでもなく、ただそのへんの小石を投げただけの感覚だったのだと思います」と推察した上で、「だけど、投げているほうは『たった一粒の小石』でも、投げられている本人には見えない相手から投げられる言葉は鋭いナイフのように感じられるし、たとえ小石に感じられても、それがどこの誰かもわからない相手から無数に飛んでくれば、回復しがたいダメージが蓄積されていきます」と説明し、「あなたの、ほんの軽い言葉は、誰かの命を奪ってしまうかもしれないのです」とした。
また、そうしたネットユーザーらの責任を問う第3者の声についても、「その気持ちは、とてもよくわかります」とした上で、「だけど、そのやり方であってますか。その言葉遣いであってますか。それは木村選手にその方たちがしていたことと、同じことになっていませんか。負の連鎖〓〓それは木村選手が望むことでしょうか。言葉で傷つけ合う社会が続くことを彼女は望んでいるでしょうか」と問いかけ、「私だって、彼らに思うところがないわけではありません。目の前でひとこと言ってやりたい気持ちにも駆られます。だけど、それをぐっと堪えることが、せめて彼女の気持ちに寄り添うことになるのではないかと、私は思います」とした。
さらに、“ネットリンチ”を目にしながらも“傍観”したことがある多くのユーザーに向け、「『やめなよ、そんなこと』と言えなかった私たちにも責任があるとは言えないでしょうか」と問いかけた。
そして最後に木村さんの死を「知り合いだったらなあ。相談してもらえてたらなあ。心から、そう思う」と悔やみ、「お会いしたこともないけれど、とてもつらいです。あなたがいないことが、とてもつらいです。あなたのことを大切に想ってきた方々は、どんなにつらい思いをされていることでしょう。そのことを思うだけで、胸が張り裂けそうです」と悼んだ。

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乙武洋匡氏「負の連鎖」それは木村選手が望むことか