「麒麟がくる」ユースケ 朝倉義景“怪演”の裏側「かなり含み」もニュートラルに 斬新ピンク衣装も効果

 “いい加減さ”が持ち味のタレントで俳優の #ユースケ・サンタマリア (49)がNHK「麒麟がくる」(日曜後8・00)で大河ドラマ初出演。つかみどころのない越前の戦国大名・朝倉義景(よしかげ)を“怪演”し「越前編」(第18話・5月17日〜第27話・10月11日)から物語中盤を彩っている。大河出演の反響の大きさに驚くユースケに撮影の舞台裏を聞いた。

 俳優の #長谷川博己 (43)が主演を務める大河ドラマ59作目。第29作「太平記」(1991年)を手掛けた名手・池端俊策氏(74)のオリジナル脚本で、智将・明智光秀を大河初の主役に据え、その謎めいた半生を描く。

 ユースケ演じる朝倉義景は、光秀(長谷川)が斎藤高政( #伊藤英明 )の手を逃れて入った越前を支配する戦国大名。

室町幕府からの名家で、一乗谷を中心に小京都ともいうべき美しく豊かな国・越前を思うがままに営んでいる。京とは距離を置いて付き合っているが、幕府と懇意な光秀を、いいように利用する。

 しかし、景好が後見人だった足利義昭( #滝藤賢一 )が1568年(永禄11年)9月、織田信長( #染谷将太 )を選んで上洛したため、信長と敵対。その後、比叡山に陣を構え、延暦寺の天台座主・覚恕(春風亭小朝)を頼る。

 役作りについては「名家で豊かな国の戦国大名ですから、戦にも強くてカッコいいと思いきや、戦はあまり好まずカッコいいところもありません。威厳のある姿や重厚な雰囲気は家臣の山崎吉家(榎木孝明)にお任せして『大名とはいえ人間なんだ』という裏表のない人物を見せられたらいいなと思っています。とはいえ、義景は怒っているシーンでも、悪巧みを考えているシーンでも、蹴鞠をしているシーンでも“そうとは限らんな”というような、かなり含みのある人物です。演じる時はなるべくニュートラルでいたいなと思っていて、監督とその場で相談しながら人物像を作っています。僕は戦国時代に生きたことがないので、今、自分が生きている現代の考え方に照らし合わせ、自分のフィルターを通して『こうじゃないかな』と考えながら、演じるようにしています」とプラン。

 「ドラマでは描かれていませんが、実際は文章も上手だったようです。そんな大名が小京都とも言われる美しくて豊かな国・越前を営んでいて、そこに住んでいた人たちはものすごく楽しい日々を送っていたかもしれない。もしかしたら義景が今の時代に生まれていたら、世のため人のためにいろいろなことをしてくれたかもしれないなと勝手に想像したりしています。やっぱり僕としては、演じる役柄を最も愛したいと思っているので、越前を守ることができたらいいなと思ってしまいますね」と思いを明かした。

 山田洋次監督(89)北野武監督(73)是枝裕和監督(58)らの数々の映画を手掛けてきた衣装デザイナー・黒澤和子氏によるカラフルな衣装がキャラクター像も表現。「衣装もセットも本格的なので、撮影のたびに異空間に連れて行かれたような感覚になっています。義景の衣装はピンクで斬新。僕は『てんとう虫』って呼んでいるんですけど、一目見て戦をしようとは微塵も思ってないんだろうなと思いましたね(笑)。やっと戦に出ても、金キラの甲冑に頭にはサザエをかぶっていますし、本当に戦う気ゼロなんだなと。ハイブランドで全身固めて戦に行くみたいなものですよ。でも、義景にしか着ることができない甲冑なので、そういう意味では楽しめていますし、派手な衣装からもどこか憎めないキャラクターとして目に留まっていたらいいなと思います」と衣装の作用を語った。

 義昭が信長と上洛し「義景は子どものようにわめいていましたね。リハーサルから全力で怒った芝居をしたのですが、監督からはもっと怒ってくれと言われて、本番まで声が持つか心配でした。結果、今まで見せたことのない顔になっていたらと思います。義景って撮影すればするだけ見せたことのない顔をしているなと自分でも思っているんです。その都度、いろいろな顔を見せられるようにやっているので、そういった意味ではやりがいのある役だなと感じています」。今後の展開については「やはり、義景と信長との確執はますます高まってくるので、そこは見てほしいですね。個人的には、春風亭小朝さんが演じる覚恕は楽しみです。少しだけお姿を拝見しましたが、想像の何倍も怪しさをまとっているんです。この2人と義景がどう関わっていくのか、僕も楽しみです」と期待している。

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「麒麟がくる」ユースケ 朝倉義景“怪演”の裏側「かなり含み」もニュートラルに 斬新ピンク衣装も効果