『死霊館』最新作で新章開幕、シリーズ史上最大&史上最もダーク ─ 「今までとは根本的に違う」

ジェームズ・ワン製作『死霊館』シリーズが5年ぶりに帰ってくる。『死霊館』(2013)『死霊館 エンフィールド事件』(2016)に続く最新作『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』は、原題のサブタイトルである“The Devil Made Me Do It”が示しているように、実在した“悪魔裁判”に基づく物語だ。

前2作を手がけたジェームズ・ワンに代わって監督を務めるのは、スピンオフ作品『ラ・ヨローナ〜泣く女〜』(2019)の新鋭マイケル・チャベス。米IGNでは、本作が「『死霊館』史上最大の映画」であり、すでに「史上最もダークな『死霊館』」との評価を得ていることを明かした。

物語の題材となったのは、1981年、アルネ・ジョンソンが家主のアラン・ボノを殺害した事件だ。ジョンソン側は犯行当時、容疑者が悪魔に取り憑かれていたと主張。かつて11歳の少年デヴィッド・グラッツェルに憑いていた悪魔がジョンソンに取り憑き、「全部悪魔のせい(The Devil Made Me Do It)」というのである。今回はアメリカ史上初の悪魔裁判に、霊能力者の夫婦ロレイン&エド・ウォーレンが挑む。

前2作は“幽霊屋敷もの”だったが、本作は初の裁判劇にして、実際の殺人事件を描く物語。監督は「本当に恐ろしい題材を描きます。現実に起こった事件で、実際に被害者がいるわけです」と語る。「ウォーレン夫婦は未知の領域に入っていきます。シリーズのファンとしては、お約束や伝統を壊すのは本当に心配でした。けれども『死霊館』の恐怖とウォーレン夫婦、二人の関係性を活かしつつ、新鮮かつ面白い方向性に進めたと思います」

アナベル人形やシスター・ヴァラクといったホラー・モンスターを生んできた『死霊館』ユニバースだが、今回は恐怖のアプローチから従来とは異なる。ジェームズ・ワンとワーナー・ブラザースが求めたのは、今までとはまったく違う『死霊館』だった。

「この作品を、ウォーレン夫妻の新しい10年の始まりとして捉えています。新たなテーマとアイデアが登場する新章であり、彼らをかつてない場所に連れていく。敵も今までとは違って、象徴的なキャラクターが新たに出てくるという感じではありません。今までとは根本的に違います。[中略]夫婦を限界まで追い込みます。本物の悲劇が降りかかり、事件が起こって、元通りにするため苦しむことになる。二人は今まで通りのままでいられるのかどうか。今後、未来の作品にどんな影響を与えることになるのか……。」

シリーズのファンならばご存知のように、ロレイン&エド・ウォーレン夫婦もまた実在の人物だ。チャベス監督は、今後の『死霊館』シリーズについて「80年代は興味深い事件がいくつもありますし、ウォーレン夫婦が疑われながら有名になっていくところも見てみたい」とコメント。「この作品でウォーレンの新章を開ければと思います。『死霊館』シリーズに唯一無二の結末をもたらしているので、ここからどうなるのかが楽しみですね。彼らに何が起こるのか、キャリアがどうなるのか、今後もあらゆる可能性があると思います」。

物語の全貌は謎に包まれているが、ジェームズ・ワンは「『死霊館』ユニバースで『セブン』(1995)をやりたかった」とコメント済み。ワンとチャベス監督はともに『セブン』の大ファンであり、ワンが本作を「『死霊館』版『セブン』」と表現したことに監督も惹かれたのだそうだ。ちなみに本作では、名作『エクソシスト』(1973)も参照されており、監督いわく、冒頭シーンは「本当に怖くて落ち着かない」出来栄えなのだとか……。

映画『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』は2021年秋公開。

Source: IGN

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