『爆裂都市(BURST CITY)オリジナルサウンドトラック』は、陣内孝則、大江慎也らが自ら音をかき鳴らした規格外の劇伴

先月末から各地で大型フェスが開催されているこの時期。当然のように単独のコンサートも少ないし、ニューアルバムのリリースも減る傾向にある(と言っても、当コラムで取り上げるような中堅以上のアーティストたちのそれが少ない)。というわけで、今週はちょっと遅きに失した感がなくもないが、1982年3月に公開された映画『爆裂都市(BURST CITY)』がちょうど40周年を迎えたということで、そのオリジナルサウンドトラックを取り上げようと思う。映画のサントラはほとんど取り上げたことがなかったように記憶しているし、事情を知らない若い読者は“何でサントラ?”と思うかもしれないが、ロックミュージックと密接な関係を持った映画なのである。まずは、今もカルトムービーとして根強いファンを持つ映画の概要から説明しよう。

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