ヤマザキマリ『あしたのジョー』『フランダースの犬』のように主人公が”孤高”だった昭和30年代と”グループ”主流の現代。あらゆるものをマスで一括りに捉える社会に覚えた一抹の不安

昭和30年代の漫画雑誌を久々に手に取ったマリさん。終戦からさほど時間が経っていないという時代背景もあってか、主人公が家族に恵まれていない作品が人気を博していたことに気づいたそう。一方で、現代のマンガやアニメ、芸能界を考えてみるとーー。(文・写真= ヤマザキマリ

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