藤田怜央 9歳の世界最年少棋士が入段記念対局 敗退も相手の余八段が絶賛「9歳とは思えない」

囲碁の世界最年少棋士・藤田怜央初段(9)が2日、大阪市内で余正麒八段(27)との入段記念対局に臨み、余が160手で白番中押し勝ちした。藤田は関西棋院が4月に新設した英才特別採用棋士の第1号となり、前日1日付けで入段。余は10月21日に開幕する第70期王座戦5番勝負に出場し、井山裕太王座(33)に挑むホープで、「9歳とは思えずすごい。読みが深く、気がつかない手が繰り出せる」と絶賛。自身の9歳時点と比較し「怜央君の方が強い」と将来のタイトル戦出場を約束した。

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