絵本は天才を育てるツールではない…読み聞かせで育むべきなのは「親と子の関係性」

SNSでは子の発達の早さを話題にする投稿が目につき、テレビでは東大生が活躍して親の教育法にまで関心が集まる。家庭で取り組む“絵本の読み聞かせ”においても、語彙力や思考力を高めるものとしての期待値は高いが、「1日○冊読む」ノルマを課したり、興味のないジャンルの絵本を無理矢理読んだり、親のエゴが入りすぎてしまうことも。幼いうちから教育に力を入れなければと取り組む一方で、“天才を育てようとすること”に疲れている世の機運も感じる。絵本や物語を通じた英語教育を手がけるラボ教育センターの竹内美貴子さんは「絵本の読み聞かせの“本来の目的”は、別のところにある」と話す。

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