1月25日、“愛を唄う吟遊詩人”と言われたシンガーソングライター、大塚博堂のオリジナルアルバム7作品が全てCDで復刻された。1972年に別の芸名で歌手デビューするもヒットに恵まれずに不遇の時代を過ごしながら、弾き語りでのステージを重ねることで評価を上げて、1976年に大塚博堂の名前で再デビュー。自身の作品の他、布施 明のヒット曲「めぐり逢い紡いで」(1978年)など他者への楽曲提供も多数行なった上、コンサートは年間100カ所以上と実に精力的に活動を展開するも、1981年5月に37歳という若さで急逝。活動期間が長かったとは言えないので、若い音楽ファンにはその名を知らない人も多いとは思うが、作品を聴けば必ずやその存在感の大きさを感じるはずだ。デビュー作『 ダスティン・ホフマン になれなかったよ』を取り上げる。
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