ネグレクトを受ける幼い姉妹の家に“停水執行” 水道局員が選んだ道は… 伝説の脚本を10年かけ映画化 白石和彌が初プロデュース作『渇水』を語る「この本は世に出すべきもの」

「止めるんですか、水道」ネグレクトを受ける幼い姉妹の問いが一滴の雫となり、渇き切っていた水道局員の心に波紋を広げていくーー。1990年に第70回文學界新人賞受賞、第103回芥川賞候補となり注目を浴びた河林満による社会派小説「渇水」が、刊行から30年の時を経て映画化。『凶悪』(13)、『孤狼の血』シリーズ(18、21)、『死刑にいたる病』(22)などで知られ、社会の闇や人間の弱さに焦点を当ててきた映画監督・白石和彌が初プロデュースを務め、映画『渇水』として6月2日(金)より全国公開される。

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