俳優の山田杏奈が主演を務めた、福永壮志監督の映画『山女』(6月30日より全国順次公開)。柳田國男の名著「遠野物語」から着想を得て、18世紀後半の冷害に喘ぐ東北の寒村を舞台にしたオリジナルストーリーの映画で、重要な役割を担っているのが、早池峰山(はやちねさん)を有する岩手県遠野市の方言。山田は「(遠野の方言で)せりふを言うことで、あの時代のあの世界に生きている子だという自覚も芽生えました」と話しており、方言を取り入れたせりふが作品のリアリティだけではなく、演者の役へのアプローチにも有効だったようだ。
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