兆しは2年前に劇場公開されたデヴィッド・バーンの『アメリカン・シンフォニー』からあったような気がする。劇中、ライヴドキュメンタリーとして映し出されるパフォーマンスにはトーキング・ヘッズ時代の曲も多く含まれていた。それらを聴きながら、どうしようもなく思い出してしまう、これまたライヴドキュメンタリーの傑作、トーキング・ヘッズの『ストップ・メイキング・センス』。あの作品はバンドが沸点に達した時期に撮られた作品で、以降、徐々にバーンと他のメンバーの乖離が目立つようになり、バンドは終息に向かっていったのだった。
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