“冬季うつ”に悩まされるあなたに寄り添う5曲

前回に引き続き季節ネタを引きずってしまいますが、底冷えのする寒さと、薄墨をふり撒いたような空に支配される、“冬季うつ”の時期がやってきました。温かい飲み物を口にしても、体を適度に動かしても、脳に蜘蛛の巣が張り巡らされているような陰鬱な気分は拭い切れず。こんな時のために音楽があるのですが、そういう場合に限って明るく前向きになれそうな曲の再生ボタンを押す活力すら起きないもの。ならば、座り込んで膝を抱えたり、ぬるま湯で満たされた浴槽から永遠に出られない無気力さが頭をループしたりする瞬間にぴったりの、優しく、柔らかい、羽毛にも似た黒で織り成された歌を聴きましょう。闇にも彩度と明度と輝度があるのだから。

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