「死んだほうがマシ」と思った学徒動員時代の松根掘り。戦後は女学校を中退してがむしゃらに働いた

今年の12月8日で太平洋戦争が始まった1941年から82年が経ちます。戦争を知る世代が高齢化し、生々しい戦火の記憶が薄れつつある日本。一方、世界に目を向ければ、ロシアのウクライナ侵攻、イスラエルとイスラム組織ハマスの軍事衝突のほか、紛争が長期化している国もあります。戦争がもたらすものは、どれほど悲惨なものか。そこから立ち上がるための道のりとは。昭和6年生まれの斎藤ヒサさんは、当時子どもながら戦禍を乗り越えてきました。「死んだほうがマシ」と思った戦時下の学徒動員。がむしゃらに働いた高度成長期。そして旅行三昧の定年後。今は仲間たちと電話で近況を語り合う日々に。

時代 中退 がむしゃら 戦争 イラスト