多様化する「恋愛演出」の現在地、“乾いた”愛情表現がトレンドのなか“ド直球”は再び主軸と成り得るか?

映画、ドラマ、マンガなどのエンタメコンテンツには“大枠”と呼べるジャンル・カテゴリーが存在する。『ドラゴンボール』などを筆頭とした「バトル」系、『SLAM DUNK』などを筆頭とした「スポーツ系」などだ。これらは定番コンテンツとして、今なおヒット作が続く。近年では「異世界転生」などもすっかり定番化しているが、一方で、いわゆる「恋愛系」コンテンツは多様性を増しており、近年は特に“乾いた”愛情表現が主軸傾向にある。では、“ド直球”とも言うべきストレートな愛情表現が時代錯誤かというと一概にそうとも言えない。エンタメコンテンツにおける、多様化する恋愛演出の軌跡を辿ってみよう。

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