藤井名人 初防衛がかかる第4局の検分 別府市での名人戦は71年ぶり 挑戦者勝利の前回と重なる構図

将棋の藤井聡太名人(21)=王将を含む8冠=に豊島将之九段(34)が挑む、第82期名人戦7番勝負(毎日新聞社、朝日新聞社主催)は17日、大分県別府市「割烹旅館もみや」で第4局の対局場検分を行った。対戦成績は藤井の3勝0敗。同市内「杉乃井ホテル」での前夜祭のあいさつで、藤井は別府温泉の熱泉のひとつ、海地獄を検分前に見学し「湯気の大変な迫力を感じた」と笑顔。初防衛に王手がかかる一局へ向け「温泉で疲れを癒やしつつ、集中して臨みたい」、豊島は「厳しい状況ですが、自分なりに精一杯頑張りたい」と意気込みを語った。対局は2日制できょう18日午前9時から豊島の先手で始まる。

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