「妻に逃げられた夫」が家事を習い見つけたもの。妻が倒れた時「俺の飯は?」はNG。理想は、誰もが家事の主体者になる社会

「シェフは名探偵」としてドラマ化された『タルト・タタンの夢』にはじまる「ビストロ・パ・マル」シリーズや、『インフルエンス』『歌舞伎座の怪紳士』など、意表を突くミステリーの数々で多くの読者を虜にしている近藤史恵さん。だが、最新作『山の上の家事学校』はこれまでの作品と異なり、「家事」や「生活すること」をテーマにした長編小説だ。近藤さんは、なぜこのテーマに興味を持ったのか。夫婦間における家事の不平等の問題や、ご自身の生活の変化が作品にどのような影響を及ぼしたのか、お話を伺った。

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