夫婦漫才の第一人者「宮川大助・花子」の宮川花子(69)が多発性骨髄腫を患ってから5年が経った。自宅で意識不明になり2度も救急搬送を経験。心肺停止寸前までいったこともあった。闘病生活は心身ともに負担が大きく、筆舌に尽くしがたいほど壮絶。なのに、明るさが失われることがないのは、夫・大助(74)の献身的かつ深くて大きな愛のおかげだろう。闘病エッセイ「なにわ介護男子」(1650円、主婦の友社)を28日に発売するおしどり夫婦が奈良の街並みと若草山を一望できる自宅で、現在の生活を穏やかに語った。(取材・構成 江良 真)
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