松本幸四郎の古典愛「今の時代に合わせて堂々とお見せする」後世につないでいく―歌舞伎職人の宿命背負って

初舞台から今年で45年の節目を迎えた歌舞伎俳優の松本幸四郎(51)。名門・高麗屋に生まれ、幼少期からそのプレッシャーと闘い続けてきた。それでも変わらないのは歌舞伎への愛だ。“若者の歌舞伎離れ”が指摘される昨今。「何でも簡単に手に入る時代ですが、歌舞伎を見るのは一筋縄ではいかない。だから面白いんじゃない?」。その言葉には、歌舞伎を後世につないでいくための使命感にあふれていた。(吉澤 塁)

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