かつて日本のエンタメ、こと映画は世界の最先端にあった。黒澤明監督の『七人の侍』はハリウッドで『荒野の七人』としてリメイク。『隠し砦の三悪人』が『スター・ウォーズ』に多大な影響を与えたのも、知る人ぞ知るところだろう。テレビドラマもバブル期から00年代にかけて、木村拓哉主演ドラマを中心に黄金期を迎えたが、昨今は韓流ドラマに押されがち。映画『私をスキーに連れてって』などを手掛けたホイチョイ・プロダクションズの馬場康夫監督に筆者が話を聞いた時には、「ドラマ界も“失われた30年”となってしまった」という厳しい言葉も飛び出した。
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