先ごろ、早川書房よりコミックサイト「ハヤコミ」 の開設が発表された。電子コミック市場としての拡大は約束されてはいるものの、如何せん、“後発”の感が否めないのも事実。だが、同社は他の出版社には出来ない、珠玉の海外小説をコミカライズしていくという、文字通りの“奥の手”を使ってきた。第一弾として、20世紀最高のSF作品『ソラリス』と、ご存じアガサ・クリスティー『そして誰もいなくなった』の漫画化を敢行することからも、その本気度が伺える。同社の事業本部/編集企画室・山口晶氏に話を聞いた。
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