

「ファイト一発」の掛け声や、「鷲のマーク」など、“力強さ”や“勇ましさ”といった言葉がよく似合う大正製薬。しかし近年では美容分野で「化粧品研究に本気で取り組んでいる」と話題になるほど、その認識が変わりつつある。同社の研究を一手に担う、セルフメディケーション研究センター長・内田さえこさんは、研究者として女性の悩みに寄り添う医薬品開発に取り組んできた第一人者だ。入社後、営業社員の多くを男性が占めていたなかで「女性商材の売り方が分からない」苦心を共に味わい、乗り越えてきた。いかにそのギャップに取り組んできたのか話を聞いた。