安田淳一監督『侍タイムスリッパー』のヒットは「個人的な百姓一揆」 米農家の現実を語り思わず涙

都内にある日本外国特派員協会で15日、映画『侍タイムスリッパー』の上映と記者会見が行われ、安田淳一監督と主演俳優の山口馬木也が出席した。映画は「第48回日本アカデミー賞」の最優秀作品賞、最優秀編集賞を受賞、興行収入も10億円を突破し、「これはある意味、個人的な『百姓一揆』が成功したような気がしています。百姓のせがれが“侍”をテーマにした映画で農地を守ったという気持ちもあります」と、謙虚に、しかし誇らしげに語った。一方、米農家でもある安田監督は、日本の米農家の現状について言及し、涙ぐむ一幕もあった。

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