名曲「青い影」だけではないプロコル・ハルムの傑作アルバム『ソルティ・ドッグ』

大ヒット曲、バンドの代名詞のような曲というのは微妙なものだなと思う。良い面で言えば、その曲のおかげで永遠にバンド、アーティストの名前は忘れられずにいられるし、オンエアされるたび印税も入る。逆に悪い…というかアンラッキーな面では、いつまでもそのヒット曲がらみでバンドのことが語られてしまうし、バンドのイメージとして定着し(縛られ)かねない。ライヴにおいても必ずセットリストにその曲を入れることを要求される。俗に言う「一発屋」ならともかく、この先もバンドを続け、いろんなプラン、創作を形にしたいと思っている側にとっては、幸運なヒットも次第に鬱陶しく思われてきて、逆に足かせになりかねない、等々。

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