大河ヒットのカギは“群像劇” 三谷式が生んだ、主人公に焦点を合わせないことで生まれる物語の余白

今年1月に放送開始され初回視聴率は17.3%、2月13日の第6回放送も13.7%と“好発進”の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK総合)。脚本は『新選組!』(2004年)、『真田丸』(2016年)に続き、3度目の執筆となる 三谷幸喜 氏。コメディタッチ要素をどこまで組み込めるのかという“三谷節”への期待も高いが、もう1つのキーワードとなるのが“群像劇”。 小栗旬 演じる主役・北条義時のほか、源頼朝( 大泉洋 )、北条政子( 小池栄子 )など、歴史上のビッグネームが並ぶ同作だが、そもそもタイトルにある「13人」の意味とは? じっくりと1年かけてそれぞれの登場人物を描く三谷式「群像劇型大河ドラマ」の醍醐味とは。

大河ドラマ 鎌倉殿の13人 NHK