フジが“月9ブランド”を捨てた理由 ハリウッド・韓ドラに挑むテレビマンの矜持と覚悟

『ひとつ屋根の下』『東京ラブストーリー』『101回目のプロポーズ』『ロングバケーション』『やまとなでしこ』…。90年代から00年代にかけ、一斉を風靡したフジテレビの「月9」枠。一時期は“テレビドラマの顔”で、そこに出演することが俳優のステータスになっていたが、徐々に経年劣化。10年代中頃には「月9はつまらない」「月9だから観ない」という視聴者からの厳しい声にさらされたことも。だが昨今、そうした“月9叩き”はほぼ消失。現在放送中の『ミステリと言う勿れ』も好調だ。この背景には、テレビ黄金期を牽引してきた同局の矜持と世界への挑戦心が隠されていた。

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