将棋界でとにかく長かった日 渡辺明名人、23時間を超える激闘の後日談を披露「タフな中川八段が研究会の途中で帰った」

3月3日に行われた順位戦A級、最終9回戦。例年、名人挑戦者やB級1組への降級者が決まる一斉対局ということもあり、その熱戦が深夜にも及ぶことから「将棋界で一番長い日」という表現をされる。今年も5局が午前9時から一斉に行われたが、この中で 豊島将之 九段(31)と菅井竜也八段(29)の一局が千日手指し直しになり、指し直し局が終わったのは日付が変わって4日の午前3時18分。千日手局の開始から数えて、休憩を挟み18時間18分の大激闘になった。ただ、将棋界にも上には上がいる。実に開始から終了まで23時間15分と、もう少しで丸一日経過という大記録が残っている。この一局について 渡辺明 名人(棋王、37)が後日談とともに説明した。

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