それは心の叫びだったのか。苦悩の中から生まれたジョー・コッカーの傑作『アイ・キャン・スタンド・ア・リトル・レイン』

ヴォーカリスト/シンガーの肝は「個性」だと思う。上手いシンガーなんてごまんといる。下手なシンガーもそれ以上いる。けれど、下手だけど飛び抜けたセンス、強烈な個性の持ち主が、上手いシンガーを凌駕してしまうという例は無視できないものだ。そして、言うまでもないが、実力と唯一無比な個性が伴っているシンガー、それを理想とするのは言うまでもないのだが、案外いるようでいない。

苦悩 個性 センス 無視