戦前から戦後まで『カムカム』を彩り続けたジャズの世界。伝説のジャズ・ピアニスト松谷穣がルイ・アームストロングを目撃した日

4月8日の最終回でみごとに伏線を回収、大団円を迎えた朝ドラ『カムカムエヴリバディ』。「ラジオ英会話」「あんこ」とともにこのドラマを彩ったのは戦前戦後の「ジャズ」である。戦後、東京、大阪、横須賀などの米軍キャンプ地には多くのクラブがつくられ、日本人が米軍のためにジャズを演奏していた。ドラマの前半では、戦災孤児の錠一郎に「大月」の名字をつけた「ディッパーマウス・ブルース」のマスター、柳沢定一が店でジャズのレコードをかけ、それを聞いてジャズを覚えるミュージシャンたちの姿が描かれていた。定一は進駐軍のパーティで「On the Sunny Side of the Street」を歌い、その場に幼い錠一郎と、ロバートに誘われた安子が偶然居合わせていたのだった。

ジャズ 世界 伝説 ピアニスト ドラマ