中島美嘉の1stアルバム『TRUE』に見る時代の変遷にも紛れない唯一無二の歌声

中島美嘉 が5月4日、通算10枚目のアルバム『I』がリリースされたということで、今週は邦楽名盤コラムでは彼女のデビューアルバム『TRUE』を取り上げる。新作『I』は全曲の作詞作曲を中島美嘉本人が手掛けた初めての作品で、デビューから20数年を経て、自らのプロデュースを行なうアーティストにまで成長したその証と言えるだろうか。加えて、先日テレビ番組を観ていたら、綾戸智恵が“自分の歌の経験を託したい人”として中島美嘉を指名していた。キャリア豊富なベテランのジャズシンガーにそう言わしめるほどに、彼女はシンガー、アーティストとして確固たるポジションを築き上げてきたわけだ。そんな中島美嘉のデビューはどういうものだったのか? まずはそこから振り返ろう。

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