渡辺名人、封じ手に1時間50分の大長考 1日目最長考慮で斎藤八段との第3局は午後9手しか進まず

渡辺明 名人(38)=棋王との2冠=が斎藤慎太郎八段(29)の挑戦を受ける第80期名人戦第3局は7日、福岡市で、渡辺の先手で1日目が始まり午後6時半、渡辺が49手目を封じて終了した。昼食休憩までの3時間で39手進んだ午前に対し、午後の5時間半で進んだ指し手はわずか9手。右桂跳ねに1時間19分使った斎藤に対し、渡辺も直後その桂頭を攻める打ち歩に52分。事前研究の領域を離れ、濃密な読み合いに突入した。

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