戦中戦後、日本のジャズの創成期に深く関わり、後進を育てたジャズ・ピアニストがいる。松谷穣(まつやみのる)だ。1910年に神戸に生まれ、藤山一郎から 山口百恵 まで、時代を代表する多くの音楽家、歌手、ジャズ・ミュージシャンと交流した半生は、個人史でありながら時代の記録でもある。2023年に完成する「ジャズ・ミュージアムちぐさ」館長であり、「ジャズ喫茶ちぐさ」理事、横浜ジャズ協会会員の筒井之隆氏に、松谷穣について寄稿いただいた。(写真提供◎松谷冬太氏 以下すべて)
気になる芸能ニュースやエンターテインメント情報を発信中!