「私たちの一番の師匠は故人様」母娘で故人を見送り19年、現役納棺師が死化粧を通して見つめた“人生”

映画『おくりびと』やドラマ化もされたコミック『死化粧師』などエンタメ作品でも取り上げられることのある“エンゼルケア”。ご遺体を清め、髪や顔などを整えて化粧を施すことを指すが、これを担うのが「納棺師」である。一言で“死”といっても様々だ。大往生、孤独死、事故や自死。どんな“死”においても人は、目の前の“死”に対し、嘆きや悲しみ、そして「生きるとは」「死ぬとは」「自分とは」など“実存”の問に思考や感情を揺さぶられることになる。「そうした遺された“生きている人たち”へのケアをするのも私たちの役割」と納棺師である斉藤敦子さんは語る。

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