元日本2階級制覇王者・黒田雅之が引退表明 井上尚弥とのスパーで左肘の腱を断裂 介護の道へ

ボクシングの元日本ライトフライ、フライ級の2階級制覇王者・黒田雅之(35=川崎新田)が16日、都内で会見を開き、引退を表明した。20年10月に現バンタム級世界3団体統一王者・ 井上尚弥 (大橋)とのスパーリングで左肘の腱を断裂。手術を受けて今年1月に再起戦を行った(判定負け)ものの、ジャブを打つ時に痛むなど違和感が消えなかったという。「無理すれば続けられたが、ごまかしてやっていてはボクシングという競技に失礼にあたる。これ以上続けたらボクシングという夢にしがみつくのではなく、ボクシングに縛られてしまうと思い、辞めるなら今しかないと考えた」と説明した。

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