ブレイディみかこ「コロナ禍の思い出はiPadと共に。医療現場ではスクリーン越しに看取る人々も」

イギリス在住のブレイディみかこさんが『婦人公論』で連載している好評エッセイ「転がる珠玉のように」。今回は「少しずつ、少しずつでも。」。コロナ禍が続くなか、リモートでの取材やイベントに大活躍してきたiPadのスクリーンが割れてしまった。家族の入院中に活用し、不安も回復の喜びもともにしたタブレット。その話を医療従事者の友人に話すと、なぜか彼女は涙をためて——(絵=平松麻)

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