羽生九段の“緩急”に勝負への執着を見た 藤井王将の得意戦法かわす

前局勝利を収め勢いに乗りたい羽生は、開始早々から多様な可能性を含んだ駒組みを進め、藤井を揺さぶる。羽生が居飛車を明示すると、藤井が方針を固め攻勢の色を強める。そして類型に倣い25手目▲3五歩と主導権を求め開戦。途中▲2六飛が藤井の工夫で控室の検討も盛り上がる。

金沢 ALSOK 王将戦 金沢市 東急