藤井王将、長考のち大長考 角換わり受けて立った 森内九段驚き「私には指せない」一段銀△6一銀

藤井聡太 王将から封じ手直前、2時間24分の大長考が飛び出した。自身の得意戦法・角換わり腰掛け銀で戦いを挑んできた 羽生善治 九段の攻めを正面から受け止めにいった第4局。62手目△6一銀(第2図)は升田幸三賞特別賞を受賞した20年棋聖戦での△3一銀を思わせる「一段銀」。羽生とは3時間8分の差がついたが、「守り」という藤井将棋のもう一つの魅力を表現している。

#角 ALSOK 王将戦 月9 立川市