新構想打ち出し…「後の先」羽生九段に主導権 待機作戦に▲7八王 駒損覚悟で▲6五同銀

藤井聡太 王将(20)=竜王、王位、叡王、棋聖含む5冠=の2勝1敗で折り返しの4局目、毎局戦型選択にアレンジを見せる 羽生善治 九段(52)が選んだのは角換わり。初日の進行の早さ、藤井の得意分野、羽生にとって不安要素も多い戦型選択だ。前日森内立会人が「藤井王将に4勝するためには避けては通れない戦法」と戦型予想したが、羽生も思いは同じだったということだろう。藤井の最も得意な舞台で羽生がどのように主張するのか注目された。

ALSOK 王将戦 月9 立川市 ポイント