「困窮と孤立から自死も考えた」児童養護施設を18歳で退所した“ケアリーバー”の実態

家庭内の虐待や貧困、親との死別など、様々な理由から児童養護施設で育つ子どもたちがいる。施設は原則18歳での退所が定められており、それまで社会的に養護されていた若者は自立を求められ、「ケアリーバー=保護を離れた人」と呼ばれる。しかし、戻る家庭もない環境で、経済的な困窮や孤立に追い込まれるケアリーバーは多い。こうした問題をうけ、2024年4月の児童福祉法改正では施設退所年齢の「18歳上限撤廃」が決まったが、実際、ケアリーバーにはどのような苦悩や困難が待ち受けているのか。当事者に話を聞いた。

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