小野正利の“美声”の原点と言える『VOICE of HEART』は、とても丁寧に作られたことが分かる大人の鑑賞に堪え得る作品

今や海外からもアツい注目を浴び、Jメタルシーンを代表するバンドと言っていいGALNERYUSが3月1日、スペシャルアルバム『BETWEEN DREAD AND VALOR』を発表。この機会にヴォーカルのMasatoshi“SHO”Onoのソロワークを紹介してみたい。CDバブル期を只中で体験したリスナーであれば、小野正利と言えば「You’re the Only…」と即座に思い浮かべる方も多いのではないだろうか。そのクリアーのハイトーンヴォイスは多くの聴き手を魅了してきた。デビューアルバム『VOICE of HEART』からそのヴォーカリストとしての特徴と、作品の本質を探る本稿である。なお、GALNERYUSの最新インタビューはOKMusicに掲載されているので、併せてお読みいただきたい。

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