ジェフ・ベックの名演を収めたスティーヴィ・ワンダーの傑作『トーキング・ブック』

ジェフ・ベックの訃報があってからだいぶ日が経った。でも、今もなおSNS上には唐突に天空に旅立ってしまったギターヒーローを惜しむ書き込みが途絶えない。彼の追悼号のような体裁の雑誌、ムックが書店に並び出したタイミングなので、彼を偲ぶ声はまだ当分続くだろう。このコラムでも彼が亡くなった際には追悼を兼ねたアルバム紹介を書かせていただいたわけだが、その際に過去のアルバムをおさらいしたせいか、今も何かの拍子に彼のギターが脳内に鳴ることがある。簡単に忘れられる人ではない。それで、本人のアルバムではないけれど、彼もセッションで参加したスティーヴィ・ワンダーの『トーキング・ブック』も聴き直し、取り上げておきたいと思った次第です。なお、スティーヴィの名作『キー・オブ・ライフ』に焦点を当てたコラムも以前のこの連載にありますので、ぜひ併せてご覧ください。

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