「大人への第一歩」通過儀礼としてのスーツ、いまだ機能? コロナ禍経て“親子3世代”による来店も増加

卒業式が執り行われ、新生活シーズンが始まる。手塩にかけて育ててきた子どもたちが大学生や新社会人になる人も多いだろう。子育てもいよいよ終わりが近づき、肩の荷が下りる反面、寂しさが込み上げてくる時期でもある。子どもたちにはこれからキラキラとした新しいスタートが待っているからこそ、そんな晴れの日のスーツは最高の一着で送り出してあげたいというのが親の思いだ。コロナ禍でさまざまな行事が中止になった反動なのか、近年の傾向として「スーツ選びを祖父母・親・子の3世代で購入するシーンをよく見かける」という。今やスーツ選びは、子の背中を押せる数少ない“儀式”として機能しているのではないだろうか。

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