“真理を追究”王道が王道破った 谷川浩司17世名人と師匠・杉本昌隆八段が語る藤井王将の凄み

第2局で立会人を務め、スポニチ本紙「谷川EYE」で解説や展望を担当した 谷川浩司 17世名人(60)は「みんなで課題を与え、寄ってたかって藤井王将を強くしている」と苦笑して評した。第1局から羽生の戦型選択を受け入れ、一手損角換わり、相掛かり、雁木(がんぎ)、角換わり腰掛け銀、横歩取り、角換わり早繰り銀と進んだ7番勝負。相手の工夫が待ち構える局面へ飛び込み、打開策を戦前の研究、もしくは対局中に繰り出せたからこその王将初防衛であり、12度の全タイトル戦敗退なしの偉業だった。

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