曽野綾子 自分の病気に大騒ぎして、他人の病気は痛くもかゆくもない。「自分もその立場になったら」という不安を持つ能力に欠ける「幼児化」した日本人がなぜ増えたか

「不純さの中で、初めて人間は大人になるのに、日本人はそういう教育を全く行ってこなかった」と手厳しく指摘するのは、自身の経験にもとづき、世間へ問題提起を続けてきた作家・ 曽野綾子 さんです。曽野さんはボランティアとして海外に足を運ぶなかで、現在の日本の社会や教育、閉塞状況に危機感を強めていたそう。その曽野さんいわく「日本人が幼児化したことが様々な問題を招いている」とのことで——。

病気 日本 日本人 曽野綾子 幼児