三池崇史監督 坂本龍一さん哀悼「仕事ができたことを誇りに思う」 2011年「一命」音楽担当

坂本さんが音楽を担当した2011年の映画「一命」の三池崇史監督(62)は「長い闘病でお疲れだったでしょう。今は穏やかに、身も心も安らかに」と哀悼した。同作の音楽の録音が行われたのは、東日本大震災が起きた3月11日だった。車で都内のスタジオに向かっていた三池監督は渋滞に巻き込まれ、到着した時には終了予定時刻を大幅に過ぎていた。スタッフに坂本さんの所在を確認したところ「予定通り録音をしてお帰りになりました」との返答に驚いたという。「果たして完成した音楽は心にしみ入り、魂を揺さぶるものだった」と振り返った。「 坂本龍一 さんの才能の源は、この誠実さであるように思う。そんな男と仕事ができたことを誇りに思う。きっといつかまたお仕事ができる、そう信じています」と語った。

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