人間国宝・片岡仁左衛門 3月で79歳。『与話情浮名横櫛』の与三郎役を掘り下げる時、忘れてはならないのが〈品〉ですね

人間国宝の歌舞伎俳優・片岡仁左衛門さんが、東京・歌舞伎座の「鳳凰祭四月大歌舞伎」夜の部『与話情浮名横櫛(よわなさけうきなのよこぐし)』に出演し、江戸の二枚目、与三郎を勤めている。与三郎と道ならぬ恋に落ちるお富を演じるのは 坂東玉三郎 さん。昨年6月に上演予定だったが延期となり、このたびファンの熱望に応える。コロナ禍で一時休演に追い込まれた歌舞伎は復活しつつある。仁左衛門さんは「とにかく明るいお芝居。お客さまに元気になっていただきたい」と役への意気込みを語る。

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