空き家が846万戸存在する日本と700万のイタリア。日本列島の5分の4の大きさのイタリア半島でなぜ同じ「空き家問題」が起きたのか

イタリア発、集落の空き家をホテルとして再生し、一帯で宿泊経営を行う分散型宿泊施設の考え方を指す「アルベルゴ・ディフーゾ」。ノンフィクション作家の島村菜津さんは、空き家問題の救世主になるといわれるその哲学と実践を、取材を通じて掘り下げてきました。煤だらけの壁、テレビも冷蔵庫も電話もない、インスタ映えとは無縁の料理。これらがなぜ人を魅了するのか? 島村さんは「人が手をかけ続けることが大切」といいますが——。

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