俳優の個性で見せる2本 ケイト・ブランシェットがオーケストラの指揮者を演じる『TAR/ター』/リーアム・ニーソンがアルツハイマー病に侵された殺し屋を演じる『MEMORY メモリー』【映画コラム】

ドイツの有名オーケストラで、女性として初めて首席指揮者に任命されたリディア・ター(ケイト・ブランシェット)。天才的な能力と優れたプロデュース力で、現在の地位に上り詰めたが、今はマーラーの交響曲第5番の演奏と録音のプレッシャーと、新曲の創作に苦しんでいた。そんな中、かつて指導した若手指揮者が自殺したとの報が入り、ある疑惑をかけられたリディアは次第に追い詰められていく。

指揮者 オーケストラ 俳優 個性 アルツハイマー