子どもの能力は、没入体験が育む? 親が心配するほど無欲な少年を変えた“昆虫の世界”

誕生日やクリスマスに「プレゼント、何がほしい?」と聞かれても、何もほしいものが浮かばなかった少年。両親はその無欲さを心配したが、たまたま見せた昆虫のホームページだけは「かっこいいと思えた」という。以来、数々の図鑑を読破、”昆虫採集禁止令”が出るほど虫の世界にのめり込み、”昆虫マニア”となった松浦崇裕さん。大学、大学院では昆虫の生態や進化の研究をし、現在の勤務先では昆虫を含む環境調査や環境影響評価の業務に従事するなど、昆虫とともに人生を歩んでいる。どうしたら集中して物事に取り組めるか、多くの親が悩む問題だ。没頭できるか否か、この差は一体どこから生まれてくるのか。

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