養老孟司「〈知っている〉と〈わかる〉は違う。現代の私たちは自然から遠ざかり、身体的感覚を伴う〈わかる〉を忘れかけている」

450万部を超えるベストセラー『バカの壁』の著者であり、医学博士の養老孟司さん。物心がついた頃から、自然の世界、そして人との関係について、「わかろう、わかろう」としてきたと語ります。現代の私たちは、何事にも「ああすれば、こうなる」というシミュレーション可能な原則を求めすぎていて、身体的感覚を伴う「わかる」を忘れかけていると、養老さんは話します——(構成:篠藤ゆり 撮影:本社・中島正晶)

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